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劇団ラッパ屋

第36回公演
『YMO-やっとモテたオヤジ-』

2010年12月18日(土)~26日(日) 12ステージ @紀伊國屋ホール
2011年1月8日(土)~9日(日) 3ステージ @北九州芸術劇場 小劇場

第36回公演『YMO-やっとモテたオヤジ-』
第36回公演『YMO-やっとモテたオヤジ-』
第36回公演『YMO-やっとモテたオヤジ-』

キャスト

加藤宏和
俵木藤汰
西島洋一
おかやまはじめ
牟田理恵子
三鴨絵里子
北村道彦
木村靖司
中川武治
宇納佑
江島由紀夫
熊川隆一
前田隆明
岩本淳
谷口清美
大草理乙子
真田圭司
武藤直樹
谷口友子
岩橋道子
三田村亮
中野順一朗
倉田英俊
福本伸一

スタッフ

作・演出
鈴木聡
美術
秋山光洋
照明
佐藤公穂
音響
島猛
(ステージオフィス)
衣裳
花谷律子
演出助手
則岡正昭
舞台監督
村岡晋
照明操作
松村光子
岡森万希
村上浩代
音響操作
早川毅
(ステージオフィス)
演出部
八重樫慶
衣裳部
木村春子
大道具
金井大道具
小道具
高津映画装飾
トランポ
帯瀬運送
マイド
宣伝美術
芹沢啓二・冨宇加淳
(m9design)
宣伝写真
馬場道浩
印刷
竹内美術印刷
舞台写真
木村洋一
宣伝
吉田プロモーション
票券
後藤まどか
菊地八恵
制作助手
市川美紀
(Little giants)
ARTIST MANAGEMENT
藤賀事務所
ワンダー・プロダクション
グリーンメディア
BY THE WAY
ミーアンドハーコーポレーション
当日運営
お手伝いの皆様
伊澤玲子
志賀亜喜子
池田真紀子
市野恭子
江畑典和
大方佑佳
岡田裕子
北澤芙美子
佐藤克洋
里見純奈
中島まり子
水野里美
吉本知世
米澤望
制作協力
ミーアンドハーコーポレーション
制作
山家かおり
吉田由紀子
江口紀子
早川晃子
東京公演運営協力
サンライズプロモーション東京
北九州公演主催
(財)北九州市芸術文化振興財団
北九州公演共催
北九州市
北九州市教育委員会
企画・製作
ラッパ屋

第36回公演『YMO-やっとモテたオヤジ-』

チラシの裏口上

▶人生のスピードは思っていた以上に速い。「たしか半月ほど前にモツ鍋を食べたなあ」と思って手帳を繰ると、実際は半年前の出来事だったりする。年齢を重ねるほどますますそうなる。残された時間の中でもう一勝負するか、高望みはせず「人生のまとめ」に入るか。いい年こいた大人には切実な問題であろう。
▶そんないい年こいたオヤジがやっとモテたとする。彼は動揺した。自分の人生に「モテる予定」はなかったのである。まだまだ俺には可能性がある。オヤジは舞い上がり、強気になった。そしてこともあろうか・・。
▶『YMO~やっとモテたオヤジ~』はそんな世界。いい年こいた大人たちの希望や後悔や、迷いや決断を、笑いとホロ苦さを満載して、ちょっとポップに描きたい。
▶ちなみにお話はかの有名なYMOとは直接的には関係ない。でも僕、YMOの音楽を尊敬しています。ポップでクールだけど、どこか心にしみる日本的な情緒を漂わせているところが素敵だと思うんだ。そんな感じのものがつくれたら嬉しいです。

パンフレットより

「56歳、中小企業の部長」というプロフィールをもつ男は、あまりドラマや芝居の主人公にはならない。「プロジェクトXの題材になった」「妻の看病のため会社を辞めた」「痴漢冤罪と戦い勝利した」などの華やかな経歴があれば別だが、この芝居の主人公にそんなものはない。昼食は「富士そば」を利用することが多く、食後の憩いは「ドトール」である。地味だ。地味な人物を主人公にするにあたっては、僕なりの言い訳がある。僕も人間が地味だし、たいていのお客さんも地味なので、どっかの派手な人を主人公にするよりは「そうだよね、みんな地味だよね」という感じで心の交流が図れるのではないか、ということである。だがさすがに「56歳、中小企業の部長」は地味すぎやしないか、と危惧した。そこでめったにやらないラブストーリーにすることにした。この部長は地下鉄の中で、「41歳、派遣の女性」にほのかな恋心を抱いたのである。うーん、まだ地味ではないか、といご意見にはこう反論したい。「地味な人々の人生を考えることが人間の真の幸福を考えることではないか」。上滑りしているようだが、気持ちはご理解いただきたい。富士そばとドトールの利用率が極めて高い僕としては、そんな気持ちでがんばってみたいのである。

上演記録

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