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劇団ラッパ屋

第38回公演
『ハズバンズ&ワイブズ』

2011年11月11日(金)~20日(日) 13ステージ @紀伊國屋ホール
11月26日(土) 1ステージ @北九州芸術劇場 中劇場

第38回公演『ハズバンズ&ワイブズ』
第38回公演『ハズバンズ&ワイブズ』
第38回公演『ハズバンズ&ワイブズ』

キャスト

高岡邦子
三鴨絵里子
高岡勇介
福本伸一
浜崎正樹
木村靖司
大西豊郎
おかやまはじめ
真鍋義男
俵木藤汰
真鍋みどり
弘中麻紀
奥村薫
大草理乙子
近石俊也
宇納佑
仲村拓郎
中野順一朗
仲村千佳子
ともさと衣(客演)
横田ひろし
岩本淳
和泉直久
武藤直樹
宗形亘
熊川隆一
牧場浩司
浦川拓海

スタッフ

作・演出
鈴木聡
美術
秋山光洋
照明
佐藤公穂
音響
島猛
(ステージオフィス)
衣裳
花谷律子
演出助手
則岡正昭
舞台監督
村岡晋
照明操作
松村光子
過足文子
音響操作
大久保友紀
(ステージオフィス)
演出部
藤林美樹
衣裳部
木村春子
小道具製作協力
高嶋怜奈
大道具
金井大道具
小道具
高津映画装飾
トランポ
帯瀬運送
宣伝美術
芹沢啓二・冨宇加淳
(m9design)
印刷
竹内美術印刷
舞台写真
木村洋一
宣伝
吉田プロモーション
票券
後藤まどか
北澤芙美子
制作助手
市川美紀
(Little giants)
ARTIST MANAGEMENT
ノックアウト
藤賀事務所
ワンダー・プロダクション
グリーンメディア
BY THE WAY
ミーアンドハーコーポレーション
当日運営
お手伝いの皆様
伊澤玲子
志賀亜喜子
池田真紀子
市野恭子
江畑典和
遠藤いづみ
岡田裕子
大方佑佳
中島まり子
町田菜花
吉田淳子
制作協力
ミーアンドハーコーポレーション
制作
山家かおり
吉田由紀子
江口紀子
早川晃子
東京公演提携
紀伊國屋書店
東京公演運営協力
サンライズプロモーション東京
北九州公演主催
(財)北九州市芸術文化振興財団
北九州公演共催
北九州市
企画・製作
ラッパ屋

第38回公演『ハズバンズ&ワイブズ』

チラシの裏口上

今年、ニッポンには大変なことが起こった。震災当日、僕らは公演中だったこともあり、今日芝居ができるのか、やってもいいのか、ということも含めていろいろと考えた。いろいろというのは、甚大な被害のここと、東京にいる僕らのこと、演劇のこと、娯楽のこと、観客のこと、電車のこと、電気のこと、放射能のこと、テレビのこと、ネットのこと、政治のこと、原発のこと、未来のこと・・ほんとうにいろいろである。このところ僕は、ラッパ屋では、そのとき僕が一番考えていることを芝居にしようと思ってきたので、今回はこれらのことを書かなくてはならない。正直、荷が重い、という気持ちもあるが、「笑い」や「コメディ」や「等身大」という僕らがずっとやってきた方法で、どこまでやれるかチャレンジしたい気持ちも大きい。いつものラッパ屋のやり方で、いつものおまぬけな登場人物たちと一緒に、この大問題に取り組みたい。というわけで『ハズバンズ&ワイブズ』では、幾組かの夫婦の物語を中心に、今年の一大事を巡るいろいろな思いを描きながら、精一杯、僕らの芝居をつくろうと思います。

パンフレットより

地震の日の夕方、青梅街道を歩いた。クルマは渋滞し、歩道は早退帰宅となったサラリーマンやOLたちで溢れんばかりだった。あんなたくさんの人々が一度に歩く光景を初めて見た。僕の頭の中では「サンライズ・サンセット」のメロディが鳴りつづけていた。「屋根の上のヴァイオリン弾き」で歌われる名曲である。人々の群れが、住み慣れた村を追放され、家財道具を抱えて彷徨い歩くユダヤ人の群れとオーバーラップしたのだ。津波のことも原発のことも、まだよくわかっていなかったけど、「僕らの心の風景が変わるな」と思いながら歩いた。高円寺で用事を済ませ、夜になってから家までまた歩いた。相変わらず歩道は混雑していた。だが開き直った明るさのような空気が少しあった。沿道の居酒屋のおにいちゃんやおねえちゃんが、紙コップにお燗したお酒を注いで配っていた。中年オヤジが立ち止まり、「おっ、嬉しいねえ」という表情で紙コップを受け取る。それはちょっと、ホッとする場面だったんだ。

上演記録

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