劇団ラッパ屋

第19回公演
『三十郎大活劇』

1994年11月24日(木)~12月4日(日) 15ステージ @青山円形劇場

第19回公演『三十郎大活劇』
第19回公演『三十郎大活劇』
第19回公演『三十郎大活劇』

キャスト

三十郎
木村靖司
淳平
福本伸一
ガンさん
岡山はじめ
おやつ
和田都
おみそ
平田恵子
おもちゃ
渡辺絵里子
山岸
熊川隆一
成島
義若泰祐
マキノ
竹内義明
秀子
深澤美恵
茂さん
武藤直樹
春之介
宇納佑
石原
岩本淳
赤木
山内義規
小林
三浦景虎
津川
大竹達也
美輪子
大草理乙子
澄子
溝口直子
葉子
星野菜穂子
岡田
小川圧司
のん
弘中麻紀
八重子
奈良谷優季

スタッフ

作・演出
鈴木聡
美術
キヤマ晃二
照明
板谷静男
音響
島猛
(ステージオフィス)
衣裳
渋谷タツ子
舞台監督
村岡晋
大道具
C-COM
小道具
高津映画装飾
京阪商会
衣裳協力
東宝コスチューム
かつら協力
太陽かつら店
劇中映画製作協力
片島章三
高橋義仁
冨田功
宣伝美術
芹沢ケージ
冨宇加淳
与儀法子
当日運営
お手伝いの皆様
角守由美
武藤匡世
遠藤万吏子
江口紀子
和田英子
豊田恵子
制作協力
ミーアンドハーコーポレーション
ネビュラプロジェクト
劇団てあとろ50’
制作
早川晃子
山家かおり
樹下更紗
企画・製作
ラッパ屋

第19回公演『三十郎大活劇』

チラシの裏口上

ああ、資生堂パーラーのクリームソーダ。
おお、煉瓦亭のカツレツ。
カフェの女給の涙も知らず、上海丸が船出する。
昭和モダーンの時代から戦争へ。
活動大写真のように駆け抜けた大馬鹿野郎の物語。
血沸き肉踊る、捧腹絶倒のピカレスク・コメディ。
なんだかよくわかんないけど、面白そうだぞ!

パンフレットより

昔の日本映画が大好きです。黒澤さんや小津さんはもちろんですけど、溝口さんの「近松物語」や山中さんの「河内山宗俊」なんかもいいですねえ。というわけで戦前の日本映画史をひもといてみました。たった十数年間にさまざまな事件が起きたまさに激動の映画史であります。
昭和6年、日本初の本格トーキー映画「マダムと女房」完成~昭和9年、失業した弁士・楽士たちのストライキ~10年代になって文芸映画の黄金期~昭和14年、「映画法」が制定され統制が厳しくなる~そして戦時下、戦意高揚の宣伝メディアとして利用され多数の「国策映画」がつくられる。~昭和18年、黒澤明監督「姿三四郎」でデビュー。
今日のお芝居ではこのあたりの日本映画史の世界でちょっと遊んでみようかと思いました。大部屋から一夜にしてスターになり、たちまち凋落し、戦争に巻き込まれて行く主人公・紅三十郎は、まだ思春期のようにウブだったころの、映画の心、のようなものであります。

上演記録

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