劇団ラッパ屋

第20回公演
『サクラパパオー』

1995年4月12日(水)~30日(日) 24ステージ @シアタートップス

第20回公演『サクラパパオー』
第20回公演『サクラパパオー』
第20回公演『サクラパパオー』

キャスト

Aチーム

田原俊夫
菊地均也(客演)
岡部今日子
溝口直子
ヘレン
和田都
的場博美
木村靖司
井崎修
小林隆(客演)
菅原幸子
大草理乙子
横山一郎
宇納佑
柴田達
俵木藤汰(客演)

Bチーム

田原俊夫
福本伸一
岡部今日子
弘中麻紀
ヘレン
渡辺絵里子
的場博美
相島一之(客演)
井崎修
岡山はじめ
菅原幸子
伊東由美子(客演)
横山一郎
竹内義明
柴田達
義若泰祐

(声の出演)

実況アナウンサー
伊藤俊人
場内アナウンサー
深澤美恵

スタッフ

作・演出
鈴木聡
美術
キヤマ晃二
照明
板谷静男
音響
島猛
(ステージオフィス)
衣裳
吉岡香
演出助手
福島三郎
舞台監督
村岡晋
舞台監督助手
山本修司
大道具
C-COM
小道具
高津映画装飾
宣伝美術
芹沢ケージ
冨宇加淳
与儀法子
舞台写真撮影
エー・アイ
SPECIAL THANKS TO
井崎修五郎
当日運営
お手伝いの皆様
宍戸由美
豊田恵子
江口紀子
和田英子
高津輝栄
出口健一
河野文
制作協力
ミーアンドハーコーポレーション
ネビュラプロジェクト
制作
早川晃子
山家かおり
樹下更紗
企画・製作
ラッパ屋

第20回公演『サクラパパオー』

チラシの裏口上

「サクラパパオー」はナイトレースが行われるキュートな競馬場を舞台にした物語です。さまざまな人々が出会い、迷い、結びつき、そして運命のクライマックスを迎えます。しかし決して馬やギャンブルを主役にした物語ではありません。何かを信じ、何かに賭けなければ気がすまない、人間という不思議な生き物たちの物語です。初演時は好評をいただきました。今回は小劇場の素敵な役者さんたちを客演に迎え2ヴァージョンでご覧いただきます。笑いたっぷり。スリルたっぷり。競馬ファンはもちろん、人間ファンならどなたでも、存分にお楽しみ頂ける舞台にしたいと思っています。おりしも春のG1真っ盛り。私たちがつくる「心の競馬場」へ、どうぞ遊びにきてください。

パンフレットより

二年前、「サクラパパオー」の初演時、舞台監督だったMさんは競馬とは縁もゆかりもない人だった。酒も飲まず、煙草もやらない。楽しみらしい楽しみと言えば衛星放送でアメリカンフットボールを観戦することだけ。そんなMさんの穏やかな笑顔を、僕ら劇団員は「仙人のようだ」と半ば眩しげに見つめていた。だが「サクラパパオー」を契機にMさんの人生は一変してしまった。競馬にハマッたのだ。以来、Mさんはクシャクシャの競馬新聞をいつも持ち歩き、「血統がどーの」「スピード理論がこーの」と誰彼構わず耳元で囁く人になった。目はギラギラと万馬券の夢を追い、赤鉛筆を舐めすぎた舌は血のように赤い。もはや仙人ではない。悪魔だ。僕は責任を感じ「サクラパパオー」の脚本を焼き捨ててしまおうかと思った。だがある夜、夢の中にテンポイントにまたがった藤山寛美が現れてこう言ったのだ。「人生を変えたら芝居の本望。再演しなはれ」。今日のお客様の人生も、狂ってしまいますように。

上演記録

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