武藤直樹
Naoki Muto
• プロフィール
埼玉県出身。
1963年2月21日生まれ。
A型。
演劇舎「蟷螂」を経て、ラッパ屋に入団。第18回公演『阿呆浪士』(1994年)より出演。
• ラッパ屋に入った経緯・理由
大学卒業間際に入った劇団「演劇舎螳螂」が解散して、これも運命と就職をしてサラリーマンになりました。しかし、演劇を完全に止めることが出来ず、たまに仲間の劇団へ客演したりしていました。そんな時にトップスで見たラッパ屋(当時はサラリーマン新劇「喇叭屋」と名乗っていました)『ジャズと拳銃(SIDE2)』を観て、以後『ショウは終わった』『愛とスッタモンダの世界』『夢の中温泉』を観ました。庶民を温かい目線で描いた作品が素晴らしく、こういうところでお芝居が出来たらいいなあとは思っていましたが、役者の層の厚さが感じられ自分などの付け入る隙はないなと思って諦めていました。ところが数年後に演劇の本でラッパ屋(このときは「ラッパ屋」と改名していました)に入りたい人は連絡下さいとありました。これも運命とその番号に電話をしたら、稽古に来てと言われてすんなり第18回公演『阿呆浪士』に出演しました。20年ほど前のことです。
• ラッパ屋のこれ一本
『YMO~やっとモテたオヤジ~』
• ラッパ屋で一番好きな台詞
「僕は楽しかったですよ。皆さんの人生がぶつかりあった。僕は、このサークルを存続させたことが一番の誇りです」(『ブラジル』の久世さんの台詞)
• ラッパ屋で一番好きな役
桑原征司(『世界の秘密と田中』のカレー屋)
• 趣味
1.読書
移動時間はほとんど読書です。小学生時代は漫画位しか読まなかったけれど、中学生のときにラジオドラマで知ったSF小説を読むようになる。その後、ミステリー小説を読むようになり、現在はベストセラーを中心に女流作家のものや時代小説、ノンフィクションまでいろいろ読んでいます。ここ数年でのオススメは「イニシエーション・ラブ」(乾くるみ)「ひそやかな花園」(角田光代)「船を編む」(三浦しをん)
2.テレビ
子供時代の家での娯楽はもっぱらテレビ。推理ドラマなどが結構好きで、中でも「刑事コロンボ」が最も感銘を受けた番組。ノベライズされた小説も買いました。その小説での石上三登志氏の解説はコロンボファンにとってはバイブルのようなものでした。そして、二十数年後、ネットの普及により同年代のコロンボファンが集まり、フリーの編集者の町田さんを中心に「COLUMBO! COLUMBO!」なる同人誌を発行しました。私も執筆者として参加しております。全6巻の予定で発行した最終巻が2014年に発刊の予定です。
3.落語
幼少時、テレビで落語番組が多数あったために、一人暮らしをするようになって、まずやったのは寄席に行ったこと。寄席のいいところは有名な落語家も無名の落語家もいろいろな人の話を聴けること。一日中寄席にいたことも。最近は体力なくなって余り寄席に行かなくなってしまいました。古典新作どちらも好きです。CD「東京タワー・ラヴストーリー」(柳家喬太郎)では作者みたいなことをやらせてもらっていますので、機会があったら聴いてみて下さい。
4.ラジオドラマ
中学時代、たまたま聴いたラジオ番組で「夜のミステリー」なるラジオドラマを聴き大好きになりました。他に「音の本棚」「深夜版ラジオマンガ」「夜のドラマハウス」「夜のサスペンス」、朗読ですが「ラジオSFコーナー」など主に70年代後半~80年代前半までのものが好きで、ネット上で情報交換などをしております。
• この一曲&理由
『なみだの操』(殿さまキングス)
歌手デビューする前の殿さまキングスのお笑いが大好きだったので、歌手デビュー後も好きでいました。
• 好きな食べ物
餅
特にお雑煮、一度、今年は毎日餅を食べようと決めたけど、太りすぎたために3月で中止したことがありました。
• 嫌いな食べ物
硬いもの、食べるのが面倒臭いもの、生臭い(青臭い)もの、ゲテモノ(虫とか)
• 人生で初めて見た芝居とその感想
高校時代、未来劇場「猿のセレナータ」(作演出・里吉しげみ)恐らく紀伊国屋ホール
当時、TBSのラジオドラマ「深夜版ラジオマンガ」にはまっていて、出演者が水森亜土さん、内海賢二さん初め未来劇場の人たちで、公演の度に番組内で宣伝しておりました。内容はあまり覚えていませんが歌と踊りありのモダンなショービジネスの世界だったのではないでしょうか。初観劇にとても感激しました。
• 20年後の自分の理想の姿
健康であること。平穏であること。好きなことをやっていられること。だから、ラッパ屋のみんなもお客さんも長生きして下さい。