やる気のない身体
2023.8.7
私は、幼い頃から虚弱だった。
頭痛持ちとか、お腹が弱いとか、アレルギーとか、神経質で赤面症で運動音痴で、好き嫌いが多くて食が細くて人見知りで etc・・・・・・うーん、思い出すとこれらひとつひとつに、あんなこともこんなこともと、いろいろ出てくるなぁ。言い出したら終わらなくなっちゃうぞぉ。。。
私の人生、常に身体のどこかが悩ましい。ずうーっとそれらと付き合ってきて、現在に至っている。考えようによってはエライかも(^_^)v
そんな私の願いは、『いっ時でもいいから何処も痛くなく辛くなく快適に動ける身体になってみたい。』だった。『そんな身体ってどんな感じがするのだろう~?宙に浮いちゃうみたいなのかしら?♡?♡』なんてよく妄想していた。
しかし虚弱と言っても入院したりとかの大病をしたことは、ほとんどなかった。
小学生の頃は、体育をよく見学していた記憶はあるが休むことはそんなになかったような気がする。身体検査後に親が呼び出されるとかがあったぐらい。(母は、「食事をさせてないんじゃないかと疑われてるみたいで凄く嫌だった。」と憤慨していた。)
小学校3年生の頃、友達がスイカの種を食べて盲腸になったというのを聞いて、入院したくて試したりしたが、そんなんでなるはずもない。6年生の頃にリンパ腺が腫れた時は、結核かもしれないと誤診され親が慌てたことがあって、自分もとうとうサナトリウムに入るのかぁ?と、入院生活を楽しみのように想像したこともあった。その後大学病院の検査で誤診と分かって変なワクワクは呆気なく終わった。
そして月日は流れ、数年前に胆石になり摘出手術のため人生初の入院を!
念願の入院は、たったの3日!(3日目の朝には退院したので正味2日間)
いやぁ~スパルタな病院だったなぁ。夢見たような入院生活ではなかった。
そんなやっかいな身体だけど、うまく付き合って行くしかないのだ。
とサナトリウム症候群は消え、なんとかこの身体で人並みになろうと気持ちを切替え、今までいろんなことをトライ&エラーして、そこそこ頑張ってやってきた。と思うなぁ。。この身体。
そして年齢を重ねてきて、さぁこれからは、無理せずなんとかこの身体を維持していこう!頑張ろう!
とココロ新たに次のフェーズに挑む私・・・。。。
なのに、なのにだ!!ヤバい状況が一つ増えてしまった!!!
“骨粗鬆症”・・・・・(@_@;)
3・4年前に人間ドックで指摘され、‘骨吸収抑制薬’(古い骨を壊す『骨吸収』を抑制する薬)を服用することになる。毎年の検査結果は年齢のギリギリ底辺を彷徨う数値でなかなか回復できずにいた。
ドクターが「うーん。‘骨形成促進薬’(骨形成を促進し新しく骨を作る薬)に切替えましょうかね。」と言い出した。
うわぁ、とうとう来たかぁ!
というのも‘骨吸収抑制薬’は飲み薬なのだが、‘骨形成促進薬’は注射になる。注射は、毎日自分で打つものや、クリニックにて週毎あるいは月毎に2本打つものなど何種類かある。どうしよう。悩んでいた時だった。
脊椎の圧迫骨折になってしまった!!
(+。+)アチャー!!!
ある朝、起きようとしたら背中が痛い。酷い筋肉痛のような感じ。
大体いつも寝返りを打たない私は、固まっている身体をほぐしながらベッドから抜け出すのに10分くらいはかかるのだが、それとは別ものの痛みが襲っている。
それでも30分くらい痛くて動きにくい身体と戦って、やっとこさっとこ起き上がり、オタオタしながら朝のルーティンを。その中のひとつである軽い体操やダンスをすると、動きやすくなり身体が軽くなった感がして、あ、動く動く大丈夫っぽいぞ♪♪♪ とホッとして。。
でも飛んだりすると痛みが走るので、ジャンプや走る様な動作はOUT (T_T)
ま、そんな感じで数週間を過ごした。
痛みが治まらないので、月に1度通っている整形外科クリニックで症状を伝え、レントゲンを撮ったら、ドクターに「ここ圧迫骨折してますね(^_^)」とにこやかに告げられた。
(-。-;)ガーン(ToT)クーー
「‘骨形成促進薬’はどの種類にしますか?コルセットを装着するようになりますが。・・・。」「丁度明日、業者が来ますので、どのタイプが良いか考えておいてください。」とこれからの治療方針が決まっていく。
「はい。」と答えたものの内心はオロオロ(;・_・A
‘骨形成促進薬’は、自分で毎日打つのは自信がないので、月毎の注射にしてもらった。これがけっこう痛い。
そしてコルセットは、骨折部分が背骨の真ん中辺りらしく、胴回りをガッツリ保護するものになる。脇のスチールでガチっと固定するのと、もう少し柔らかめで全体を包むのがあって、むろん柔らかめを選んだ。それだってけっこうガッツリくる。オーダーメイドのためサイズを測り、1週間後に出来上がった。
見かけは、オー!コルセット!
見ようによっては、スカーレット・オハラみたい(*^_^*)な?
映画『風と共に去りぬ』で、スカーレットが柱にしがみついて召使いにコルセットの紐をューギュー締められるシーンを彷彿させる形態。
てなことで、この姿で少なくとも2ヶ月、痛い注射は1年間続けることになるのだ。
かといって動かないでいたら、筋力はどんどん衰えていく。益々動けない身体になる。こうやって高齢者は辛い身体になっていくのかしらね。。
かといって下手な運動をすると状態を悪化させたり、他所の骨折を起こしてしまうことになりかねない。厄介な“骨粗鬆症”(-.-#)
圧迫骨折になった経験のある人は足首の骨折や股関節の骨折を起こしやすいらしい。それは何としても避けたいわ!
さぁー!これからどう過ごしていく?どう生きていく?
どうする!? どうするよ!? スカーレット・オオクサ!!!