劇団ラッパ屋

大草理乙子『理乙子♡温故知新』

🎍明けまして おめでとうございます🎍

2024.1.18

 2024年、最初のエッセイです。

 実は私、年末から発熱したりと絶不調でして、元旦も寝たり起きたリという体たらく状態。夕方からフラフラと起き出してテレビを点けたら、突然『緊急特報』という文字画面に変わって「?!?!?!」。
 番組表示にしたら、そのチャンネルだけが『緊急特報』のタイトルで、(そのチャンネルだけがいち早くタイトルを変えたみたい)他のチャンネルはいつも通りのタイトルだった。「どういうこと??」
 しかし、どのチャンネルも内容は同じになっていたので、ようやく現実を理解し、そのままテレビの前に立ち尽くした。  また地震が・・・。

 体調があまり好転しないので、連日テレビのニュースを見ていたのだけれど、番組的には変わることなく、イベントや催し等も、延期や内容の変更などは少しあったものの、大体が予定通り行われている。

 2011年の地震を思い出した。

 ラッパ屋は公演期間中で、前日初日を迎えたばかりだった。
 私は仕事先のテレビで状況を見ながら、とにかく劇場に行かねばと、渋谷から高円寺への交通手段を模索した。鉄道はダメで、バスターミナルは、今まで見たこともないくらいの人で埋め尽くされている。1時間以上ギュウギュウ揉まれながらやっとバスに乗ったものの遅々と進まず、次の停留所まで1時間位かかる状態だった。途中で劇団員の1人に連絡がつき、その日の公演の中止を了解し、途中下車して渋谷に戻った。そして帰宅するため、ガラケーの地図を頼りに歩きはじめた。ところが途中で道に迷ってしまい、スマホを持っていた人に尋ねたら、スマホの表示を指し示しながら教えてくれて、その見やすくて分かりやすいスマホに感激!
 それをきっかけに、私はもれなく‘スマホデビュー’した。

 公演は、その後3ステージ休演したが、1ステージ追加し、なんとか無事に行うことができた。
 当時は、日本全体が大きな自粛ムードに包まれていた。
 ラッパ屋の芝居は、笑って楽しんでもらいたいという内容なので、再開するのにとても悩み不安はあった。
 しかし思っていた以上のお客様が観に来て下さって、アンケートの感想では「ずっと笑ってはいけないと思って生活していました。でも今日思いっきり笑えて、心が軽くなりました。・・・。」「笑って元気が出てきました。」「笑えて嬉しかった!」等の言葉をいただき、心にしみた。

 地震の多い日本は、今までの様々な大きな災害を経験して、多くを学んできていると思う。今回は過剰な自粛、ボランティア活動、支援については、だいぶ変化が見られていると感じる。様々な考え方があると思うが、これからの息の長い復旧、復興を支援するには、まずは経済を止めない、日常の生活を続けることが必要であるとの記事をみた。確かに、いろんな支援情報を確認しタイミングをみて、自分にできることを考え行動しようと思う。

 2024年、個人的には、心身ともに元気を維持したい!!
 と決意した矢先に、去年より患っていたのが、この年末年始に悪化し引き摺っている。情けない、実になさけない(。・・)
 誰か私を元気にしてぇ~(ToT)
 ボランティア求む(*^o^*)/

 りつこでした。

 痛ましいニュースに呆然とし、頭の中にいろいろなことが浮かび過ぎて逡巡を繰り返すばかりです。

 1月1日に発生した『能登半島地震』により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。1日も早く安心して生活ができますことをお祈り申し上げます。

 そして2日に起きた『羽田空港衝突事故』で、亡くなられた海上保安庁の関係者の方々のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。そして大変な目に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

大草理乙子

大草 理乙子 プロフィール

おおくさ・りつこ
東京都出身。1月14日生まれ。O型。
1987年、ラッパ屋に入団、第6回公演『星空のチャーリーパーカー』より出演。
近年の主な出演作に、
【映画】『ミドリムシの姫』【ドラマ】『恋なんて、本気でやってどうするの?』(KTV)
【ラジオドラマ】『「リンレイプレゼンツ 三丁目バス停前の珈琲店』(TBS)など。

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