劇団ラッパ屋

第1回公演
『ジャズと拳銃』

1984年11月3日(土・祝)~4日(日) 4ステージ @東芸劇場

第1回公演『ジャズと拳銃』
第1回公演『ジャズと拳銃』
第1回公演『ジャズと拳銃』

キャスト

ガマ
竹内義明
ラビ
和田都
タカシ
福本伸一
イサム
与儀省司
ラッパ
熊川隆一
泰子
片根みゆき
キミコ
大森美紀子
ローズ
森泉
富山
長谷川晃示

スタッフ

作・演出
鈴木聡
美術
福島正平
照明
久保孝一
板谷静男
音響
森本孝顕
加藤昌史
宣伝美術
森永正広
協力
石井美佳
中村三雄
劇団てあとろ50’のみなさん
企画・製作
サラリーマン新劇喇叭屋

第1回公演『ジャズと拳銃』

チラシの裏口上

河原サラリーマン、と呼んでくれい。

会社に入って、芝居とかに行かなくなった。それは、残業とか飲みに行くとかがあるからです。なんか、そっちのほうが、大切な感じ。こんなんで、いいのかなーと考えるにつけて、ハタと自己弁護しました。つまりこれは、残業のほうを大切に思う僕が悪いんじゃない。残業より大切にならない芝居が悪い。だって、ほとんどツマンナイし、最近はTVみたいなギャグばかりだし。それに、芝居って、もともと仲間うちぽくて、会社やヤキトリと、あまりに無縁でありすぎたような気がする。だから、たまに、うっかりサラリーマンが見に行っても(君たち楽しそうだね、だけどこの俺、どーしてくれるのよ)という感じなんじゃないか。で、僕らが立ち上がったわけです。サラリーマンや労働の人たちが、仕事サボッても、誘いを断わっても、見に行きたくなるような、オモシロイお芝居をつくろ、と。人情に笑い泣き、スリルに酔いしれ、ロマンに胸躍らせ、思わずインナートリップしてしまうような、ハード・エンターティメント。劇場は、ジョーシキの世界とイケナイ世界を隔てるの河の、その河原なんだ、と思う。どっちかに片寄ってしまった舞台が多すぎるんじゃないか、とも思う。そして、シビアに仕事したり、シビアに家族してる大人の人たちにこそ、そんな河原が必要なんじゃないか、って。僕らは、学生でもない、演劇人でもない、フツーの人々として、舞台をやっていきたい。河原をやっていきたい。だから、残業や、キャバレーや、ダンランなんかが、ライバルです。まあ、ダマされたと思って、一度、是非。

上演記録

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