劇団ラッパ屋

第48回公演
『ウェルカム・トゥ・ホープ』

2023年6月24日(土)~7月2日(日) 10ステージ @紀伊國屋ホール
7月9日(日) 1ステージ @J:COM北九州芸術劇場 中劇場

第48回公演『ウェルカム・トゥ・ホープ』
第48回公演『ウェルカム・トゥ・ホープ』
第48回公演『ウェルカム・トゥ・ホープ』

キャスト

小林希
岩橋道子
篠田仁志
中野順一朗
田所潤子
谷川清美(演劇集団円)
斎藤望
弘中麻紀
斎藤光
上大迫祐希
二宮一馬
浦川拓海
高田五郎
松村武(カムカムミニキーナ)
喜島二郎
俵木藤汰
三田村弘
宇納佑
遠藤美樹
ともさと衣
神原義人
熊川隆一
木田瑞江
大草理乙子
早乙女公彦
武藤直樹
高松幹夫
岩本淳
坂本洋一
佐山こうた
三浦俊
林大樹

スタッフ

脚本・演出
鈴木聡
音楽・演奏
佐山こうた
美術
秋山光洋
照明
佐藤公穂
音響
島猛(ステージオフィス)
衣裳
黒羽あや子
演出助手
山下茜
舞台監督
村岡晋
舞台監督助手
宮島雄一郎
美術助手
佐久間優季
照明操作
松村光子
音響操作
中川綾乃(ステージオフィス)
衣裳助手
竹内万奈
衣裳部
和泉みか
大道具
泉真
小道具
高津装飾美術
トランポ
帯瀬運送(東京公演)
マイド(北九州公演)
宣伝美術
m9design
舞台写真
木村洋一
宣伝
吉田プロモーション
収録
吉田麻子(ビスケ)
Artist management
尾木プロ THE NEXT
円企画
アイエスフィールド
ノックアウト
ミーアンドハーコーポレーション
エンパシィ
グリーンメディア
地球儀
Special thanks to
伊澤玲子
新垣綾子
池田真紀子
市野恭子
江畑典和
大橋さつき
下條昌恵
中山雄太
中島まり子
二川原陽一
船津好江
協力
サンライズプロモーション東京
ポスターハリス・カンパニー
制作協力
(株)ニベル
票券
熊谷由子
制作
江口紀子
掛田裕子
吉田由紀子
早川晃子
プロデューサー 
山家かおり
■東京公演
提携
㈱紀伊國屋書店
協賛
㈱リンレイ
主催
ラッパ屋合同会社
助成
文化庁文化芸術振興費補助金
文化庁文化芸術振興費補助金
(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))
独立行政法人日本芸術文化振興会
■北九州公演
主催
(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催
北九州市

第48回公演『ウェルカム・トゥ・ホープ』

チラシの裏口上

 タワマン暮らしで「ここだけバブル」のような毎日を送っていた希(自称イケてる女・50歳)は事業で大失敗した。タワマンを引き払い、家賃の安さに惹かれ引っ越した先は「ここだけ昭和」のようなオンボロアパート「ホープ荘」。もうね、今までとは別世界。住んでる人たちも、よく言えば「味がある」んだけど、希の目からすれば「底辺」。夢も希望もない、「ホープ荘」じゃなくて「絶望荘」ね、と嘆く希だったが、このアパートで思いがけない人物と出会う。それは青春の記憶を呼び覚ます、一番会いたかった、でも一番会いたくなかった人物で・・。
 希望は大事だよね。いわゆる少子化もほんとの原因は「お金が足りない」からではなく「希望が足りない」からではないか。「元気があれば何でもできる」と猪木先生はおっしゃったが「希望があれば何でもできる」と若い頃の自分を振り返って思う。あの頃のさしたる根拠もない希望のようなものはなんだったんだろう?いまどうすれば新しい希望のようなものが見つかるんだろう?登場人物たちと一緒に「絶望荘」で考えたい。というわけでバリバリの新作「ウエルカム・トゥ・ホープ」。笑いと切なさ、楽しさいっぱいです。是非!(鈴木聡)

パンフレットより

 「絶望」する要素はたくさんある。演劇界で言えばコロナによる中止や観客減は痛すぎた。AIも脅威。人の仕事を奪うと言われている。アメリカの脚本家たちは「AIに脚本を書かせるな」とデモをしたらしい。価値観の変化に目を向ければ「ホワイト化社会」いう言葉は言い得て妙で、見た目も中身も清潔が正しいとされる世の中のこと。僕が愛する昭和のお馬鹿や人の愚かさは糾弾され排斥される。さらに格差は広がり僕らの多くは人生100年の目途が立たたない貧乏人だ。一方、コンビニもアマゾンもゲームもあるのでそこそこ楽しく快適に死んでいける未来も見える。なんだかなあ・・。だが僕は「喜ぶ劇」を書く人なので「希望」を見つけなくてはならない。意地でもハッピーエンドに向かいたい。というわけで「ウエルカム・トゥ・ホープ」。タワマンから貧乏アパートへと、笑っちゃうほど転落した主人公・希(のぞみ)はどんな希望を見つけるであろうか。ジャズ界の希望の星・佐山こうた君の生演奏もたっぷりと。いろんなことを考えながら、お楽しみいただければ嬉しいです。(鈴木聡)

上演記録

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